
直線偏光近赤外線治療器について
当院では、直線偏光近赤外線治療器(スーパーライザーPX Type2)を導入しております。 その光線を患部に直接照射或いは身体神経節に照射することにより血流改善・筋弛緩・自律神経系の調整・免疫賦活・細胞賦活等の作用により、疼痛緩和・創傷治癒・不定愁訴の寛解を誘発するものです。
そして、ほとんど方にも施行でき、痛みを伴うことなく身体に対する負担が少ないということです。
整形外科やペインクリニックをはじめ様々な医療機関でもその効果は認められており、医療現場・学会・研究会でその有効性が報告されており、有効症例報告や文献は内外を合わせて300編を超えており、学位論文のテーマとしての採用も複数あります。
その作用機序は、遺伝子レベルでの網羅的解析によるとIL-8・IL-6・IL-1β等の炎症性発痛物質出現に関与する遺伝子発現を抑制していることが明らかになっている。
その反面、デキサメタゾン(モルヒネ)等投与後に起こる他の発痛物質関連遺伝子の出現は認知できないことにより、副作用の無い治療法であると考えられている。
今回導入しましたスーパーライザーPX Type2は、従来のスーパーライザーの光線波長帯をそのまま採用し、新たに照射は連続照射ではなくパルス照射にすることにより出力の大幅な増加と安全性を図っており、心地よい温熱感以上に皮膚温度が上昇する心配はありません。
適応症
当院で対応できる疾患ばかりではありませんが、「ペインクリニック 神経ブロック法 若杉文吉監修」に掲載されている適応症です。


スーパーライザーは、医科大学病院・ペインクリニック・皮膚科・整形外科リハビリなど多くの医療機関に導入されております。
近年では、スポーツ分野でも使用されており、オリンピック・サッカーワールドカップ・アジア大会・Jリーグ・プロ野球でも使用されている効果が認められた治療機器になります。